70学習帳


私の学習帳
by naonao7024-2
カテゴリ
全体
論理学
類語の意味・使い分け
素晴らしき音楽(歌詞)
法律用語
民法の用語
民事訴訟法の用語
刑事訴訟法の用語
未分類
以前の記事
フォロー中のブログ
メモ帳

生存権の法的性格について



1 憲法25条1項は、「すべて国民は(後略。自分で埋めてください)」と規定しているが、憲法の当該条項に基づいて、国民が国に対して、いかなる請求をなしうるかについては議論のあるところである。これが、生存権の法的性格の問題である。

2 生存権の法的性格には、大別して3つの学説があり、①具体的権利説、②抽象的権利説、③プログラム規定説、がある。

3 ①具体的権利説とは、憲法25条の規定「のみ」を法的根拠として、国民が国に対して、具体的な施策を要求する権利を有する、と解釈する立場である。③プログラム規定説とは、憲法25条は国民の生存を確保すべき政治的・道義的義務を国に課したにとどまり、ここの国民に対して具体的権利を保障したものではない、と解釈する立場である。②抽象的権利説は、憲法25条のみを直接的な根拠として、国民が国に対して具体的な請求をすることはできないが、憲法25条は国に対して、立法及び予算を通じて生存権を実施すべき法的義務を課していると考え、国が当該義務を履行して、生存権を具体化する法律を立法することによってはじめて具体的な(国民の国に対する)請求権となる、と解釈する立場である。

4 最高裁判例は、いわゆる朝日訴訟や堀木訴訟などにおいて、プログラム規定説に近い立場に立っているが、学説上の通説は抽象的権利説である。
[PR]
by naonao7024-2 | 2009-05-09 01:45 | 法律用語
<< 憲法条文98条 自由権 >>


ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧